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卵巣嚢種

 

卵巣嚢種

  卵巣嚢種は、簡単に言うと卵巣に液状成分が溜まって腫れる状態の事をいいます。大きく分けて3種類の嚢種があります。

漿液性嚢胞腺腫

さらっとした液体が溜まる。通常は単房性。

○粘液性嚢胞腺腫

どろっとした粘性の液体が溜まる。通常多房性で一部が漿液性の場合がある。

○成熟嚢胞性奇形腫

脂肪組織の中に髪の毛、歯、骨、血管等が含まれている。この他にも子宮内膜症が起因のチョコレート嚢胞・排卵時の機能的な状態が起因の黄体嚢胞等がある。

  卵巣嚢種は、大きくは2種類に分けられ、液状成分が溜まって腫れる状態と、細胞が増殖して瘤のようになった充実性の状態があります。一般的には前者を嚢種と呼び、良性である事が多いようです。後者は悪性の可能性が比較的高いので慎重に診察をしてもらわなければなりません。ほぼ良性(嚢種)であると診察されて手術したが、病理解剖の結果悪性・境界型悪性等最終診断が下される事もあるようです。又、この反対でほぼ悪性と診察されながら手術後に良性と診断される事もあります。
このように卵巣腫瘍と言う病気は事前に生検する事が不可能な為、ある程度の大きさになるか、ほぼ良性とは言い切れない腫瘍の場合手術して腫瘍を取出し、病理解剖して良性・悪性の判断をつける事が最大の治療であるようです。

 

卵巣は子宮との間にある2本のじん帯によって支えられています。この2本のじん帯がまとめて捻れる事により頓痛が起こります。腫瘍が大きくなると茎捻転を起こしやすく、緊急手術が必要になります。